恵寿総合病院 神野理事長からのご挨拶
「アーカンソーハートホスピタルのやり方をやらなければ
他病院との差別化ができないと思った!」
【社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院 理事長 神野正博様/専門:消化器外科】 日本外科学会認定医・指導医、日本消化器外科学会認定医・専門医、全日本病院協会理事・病院のあり方委員会委員、石川県医師会理事、石川県病院協会理事、石川県病院厚生年金基金理事、日本医師会認定産業医など
ハートホスピタルパートナーズオブジャパン(以下、HHPJ)との出会いについて教えてください。
2年前にKPMGヘルスケアジャパン株式会社(医療アドバイザリー会社)の大割さん(代表)からのご紹介でした。
最初にHHPJのノウハウや考え方を聞いた時の率直な考え方を教えて下さい。
もともと私の中に、他病院との差別化をしなければならない、という思いが常にありましたので大変興味深い内容でした。当然話だけではわからないので、まずはアメリカに行き、現場を見てみようと思いました。
理事長がHHPJに魅力を感じた点を教えてください。
最初にお話を聞いたときは、消化器や脳外科であれば、私自身ある程度理解できますが、循環器科は未知の領域でしたので、不安要素がありましたが、HHPJ と一緒に仕事をしたら、ノウハウが構築できると思いました。そして実際、アメリカに見学に行ったときに到着してすぐに投資家達とのミーティングがあったのですが、きちんとした説明と彼らの熱意で、本気度が伝わり安心しました。また病院に行き、現場を見て驚いたことはカテ室のスタッフ数の少なさ、そして、医師は肝心な事のみをやる体制になっており、当然、後片付け等の周辺作業は医師がやらなくて良い体制になっているのが印象的でした。できるかできないかではなく、HHPJと組まなければ、他病院との差別化ができないと思いました。
実際、HHPJとパートナー契約に至までの障害等を教えて下さい。
2006年の6月にアーカンソーの病院に見学に行きまして、その2月に契約に調印しました。当時、地元の大学病院とは関係が切れていたので特に周辺環境での問題はなかったです。また当時、当院は循環器に関しては閉塞感があったので、やろうという方向性についてはなんら問題がありませんでした。当然シミュレーションを行うのですが、提示されたカテ件数を見て投資に値すると考えました。
パートナーとなり、立ち上げまでに苦労した点を教えて下さい。
立ち上げ期間は、4ヶ月かかりました。日米間での行き来などで非常に慌ただしかったことを覚えています。医師や職員から、様々な意見が出て、その調整が大変でしたが、皆さんが納得しないことには前に進まないので、頻繁なミーティングを行いました。特に看護師・事務のスタッフが大変だったと思います。患者さんのニーズはあるので、症例数を増やすことへの不満はありませんでしたが、本当にアーカンソーの病院と同じ仕組みが作れるのか?という不安は、かなりありました。
HHPJのノウハウの素晴らしい点を教えて下さい。
医師不足対策の観点で役割分担や職務分担の考え方が役に立ちました。その結果、肝心な業務のみが医師に回るようになったのが病院勤務医、そして患者さんにとっても良かったと思います。
理事長から見た(看護師さん等)の変化はありましたか?
患者さんへのアプローチを院外に展開するようになったのが最大の違いだと思います。スタッフ全体が患者さんに対して、待ちの姿勢だったのが、積極的に活動を展開するようになりました。
理事長から見た患者さんの反応は如何ですか?
循環器体制がしっかりとでき、かなり評価を頂けていると思います。また、地域内で治療対応が完結するのが最大のメリットです。
今後の構想を教えて下さい。
国内で最高の高齢化率を抱えるこの地で、循環器体制をしっかりと整え、全国の人々の健康増進に役立ちたいと考えております。
最後に全国の循環器内科の医師へのメッセージをお願いします。
医師としての自己実現をしていく中で、地域社会から信頼を得ているこの病院で、アメリカの技術の習得をしながら成長しようという意気のある医師の方達には最高の職場環境だと思います。是非一緒にやりましょう。
勤務医の声 西澤 永晃医師
【平成6年3月 金沢医科大学卒業/専門分野:心臓血管外科】
私の専門は虚血性心疾患・弁膜症外科ですが、心臓血管外科領域全般に対処しており、当センターに着任して以来、循環器科がアグレッシブに治療を進められるように循環器科と連携を取り、より多くの心血管疾患の患者さんの治療に専念できるよう、私たち心臓血管外科医がバックアップしております。
スタッフの声(看護師) 清水 亜生子
恵寿総合病院:カテ室看護師 恵寿パートナーズ心臓血管センター:クリニカルスペシャリスト
【清水さんからの一言】 入院から退院までの一連の流れの中で患者様に関わる事で、より安心感が患者様より得られていると思います。
AHHでの研修についての感想を教えて下さい。
アメリカの看護師業務の幅広さに驚き、また一人一人が仕事に自信と誇りを持っている姿を見て、自分も少しでも近づけたらと思いました。日本との違いは明確ですが、やろうとする姿勢はアメリカ研修で強くなったと思います。
現在のモチベーション、やりがい、将来に対する構想など教えて下さい。
患者様が治療や検査を受け、満足して笑顔で退院していく姿を見ると、この仕事を続けて良かったと思え、まだ何か他に出来ないかと考える力になります。
スタッフと循環器医師とのチームワークについてどのように感じていますか。
医療はチームワークで成り立っていると常日頃思っています。スタッフとドクター間のチームワークがまだまだ未完成ではあると思います。各部署でコミュニケーション不足をよく感じているが少しずつ改善できるよう、それぞれを繋いでいきたいと思います。
以前と比べて患者ケアの質の違いは何ですか。
各セクションに留まらず、入院から退院までの一連の流れの中で患者様に関わる事で、より安心感が患者様より得られていると思います。トータルに関わる中で自己の責任感はさらに強くなりました。














